マキシムを待ちながら
翌朝、マキシムとは13時にヴェルサイユ駅で待ち合わせをしたので、午前中はシテ島にてノートルダム大聖堂(前回記事)、サント・シェペル、そしてマリー・アントワネットが収容されたコンサルジュエリーを訪ねた。
サントシェペルのステンドグラスはため息が出るほど美しい。
写真ではなかなか伝わらない美しさなので、是非実物を見てほしい。
この後行ったコンシェルジュエリーは正直これといった見どころは無かった。
中が涼しかったので休憩するのには適していた。
マキシムと行く大混雑ヴェルサイユ宮殿ツアー
鉄道のヴェルサイユ駅でマキシムと合流し、早速宮殿へと向かった。
何を隠そう今回の旅で5番目ぐらいに楽しみなことだった。
しかし、敷地内に入って茫然。
混雑は予想していたが、その10倍ほどの長蛇の列になっていた。
前に並んだ人に聞くと、チケットを買うだけで2時間ほど待つらしい。
マキシムにどうするか聞かれたが、モン・サン・ミシェルを諦めた僕だ。
ここで諦めたら諦め癖が付いてしまいそうだったので、マキシムが好きな「はじめてのチュウ」を二人で歌いながら待つことにした。
1時間ほど待ち、中に入れた。
案外すんなりだった。
連続でヨーロッパを旅していると、同じような建物、同じような展示物にうんざりすることがある。
この時まさにその疾患にかかっており、展示物をしっかりと見ていない。
むしろ早く庭に出たい一心だった。
僕とマキシムはドッグランに放たれた若い室内犬のようにいきいきと庭を散歩した。
マリオカートの「ピーチガーデン」を彷彿とさせる園内は広大。
芝生、生垣、樹木のみで構成されているため次第に飽きてくる。
マキシムと彼の友達とヴェルサイユのバーでビールを飲み、パリに戻った。
次回はパリ最終回、ルーブル美術館とエッフェル塔をお送りしよう。