「都会では田舎的に田舎では都会的に」
この言葉は数年前に自動車のCMで耳にしたキャッチフレーズだ。
僕はキャッチフレーズに弱い。
つい最近も布団の西川とナノユニバースのコラボのダウンジャケットを購入した。
決め手は商品のキャッチコピーだった。
「あの寝心地をこの着心地に」
ビシッと刺さった。
西川の布団で寝たことないのに。
お会計5万8千円也。
自動車のキャッチフレーズに戻ろう。
僕は都会を観光していると郊外に逃げたくなる。一方で、山や海を散策していると都会に出て、雲を突き抜けるような高層ビルやタバコの煙や音楽で満たされているバーやクラブで人と騒ぎたくなる。
観光客や乗り物が混沌とするアムステルダムをしばらく堪能した僕は、静かな場所を渇望していた。
オランダといえば風車とチューリップを連想する人も多いだろう。
のどかな場所でボケっとしたかった僕は、風車を眺めながら黄昏ることにした。
調べてみると、アムステルダムから鉄道と徒歩で40分ほどの「ザーンセスカンス」というシーラカンスとスカンクを足して0.7をかけたような名前の場所が良いみたいだ。
早速行ってみた。
今回はザーンセスカンスに行ったことをお伝えしたかった。
さあ、オランダ回も次で完結。