2022.8更新再開。アメリカ編完結を刮目せよ。

アメリカ⑪(ネバダ)不夜城

勝負

たった7000円弱の出費で済んだ僕は絶好調。

死にかけのセミが突然暴れ出すように元気が良くなった。

案の定ラスベガスでは駐車場を探すのに苦労したが、もう僕たちもベテランRV旅人。

Google Mapの衛星写真で不自然な空き地を探し、その中にポツポツと長方形が見えたならそこが駐車場である可能性が高いことはもう分かっていた。

中心地から徒歩5分ほどの場所にある広大な駐車場を見つけた。

数時間の仮眠の後、僕は財布に$160を詰め込み不夜城へと繰り出した。

f:id:egapero0830:20200426211005j:plain

彼らの眼差しは鋭く、勝負師としての自覚が芽生えていた

f:id:egapero0830:20200426211139j:plain

駐車場の裏にあった看板。アメリカっぽくていいなと思い写真に収めたが、”ITALIAN”だって

f:id:egapero0830:20200426212659j:plain

名門ホテル・ベラージオ。ラスベガスの有名カジノは基本的にホテル内にある。(僕は実際に行くまでゲームセンターのように路面店がたくさんあるものかと思いこんでいた)

まずは有名どころに行こうと、僕たちはホテルベラージオの門をくぐった。

とりあえず簡単そうなルーレットに挑んだ。$100をチップに換金し、見よう見まねでボードにチップを置いてみるが全く当たらない。気がつくと残りは$20ほどになっていた。

もうやけくそだ。終わらせて車に戻って寝よう。所持していたチップを一箇所に積み上げた。

ーー5分後、僕は$250相当のチップを持ってルーレットテーブルを後にした。

調子付いた僕は3人と合流しブラックジャックに講じた。小心者の我々はまずはオンラインのブラックジャックを試してみた。

これが怖いぐらいにおもしろい。最低ベット金は$5。日本円でいえば550円ぐらいか。これを湯水の如くポンポン賭けていく。調子が良いと$50を投じることもあった。

画面の中でがカードを捌いているフィリピン系の女性ディーラーを食い入るように見つめる4人の日本人男性。

彼らが見ているのは決して彼女のピチッとした衣装が表現する妖艶な肉体美ではない。彼女が5秒後に出すカードの結果なのだ。

ーー何時間立っただろうか。 僕はルーレットで勝ち越した金を全部擦った。

再度換金所に向かい、まだ持っていた$50を換金。それで全部負けたら今日は帰ろう。

ーー1時間後、先程の$50を全部擦ると、無意識に最後の10$を換金した。

カジノに向かう際、自分の性格を加味して$160だけを財布に入れ、残りは全部車内に置いてきて良かった。

僕は普段パチンコやスロットの類のギャンブルを全くやらないが、やってはいけない人種なんだろうな。

無事に$160を失いRVに戻ったのはAM3:00。カジノの持つ魔力って怖い。

ちなみに僕以外の3人は勝ち越したらしい。

コメントを残す