2022.8更新再開。アメリカ編完結を刮目せよ。

アメリカ⑳ (フロリダ)死ぬかと思ったパート2

嘔吐2019

聡明にして高貴なこのブログの読者の皆さんの最後の嘔吐はいつだろうか?

ほとんどの方の最新嘔吐は酒絡みではないだろうか?それも意外と最近。

僕もひどく飲みすぎた日には未だに嘔吐してしまう。

記念すべき人生初めての酒でのリバースは上海留学中(これみよがしに過去記事貼り付け)の僕の誕生日パーティーだった。このブログで言及しなかったことをひどく後悔している。

一方、酒とは無関係な嘔吐は大人になるにつれて減ってくる気がする。

記憶にあるのは2回。1回目は高校の卒業式の前々日に築地市場で生牡蠣を食べて見事に当たりを引いた時。翌日に発症。人生で唯一もう殺してくれ!って思うぐらい苦しくて枕元のバケツに吐き続けた。無理矢理卒業式に出るも顔面蒼白で式中に倒れ担任の恩師に引きづられながら退場した。

2回目は今回のアメリカ横断中のフロリダ半島北上中の出来事だ。

横断中、僕たちは大型スーパーでの買い溜めを頻繁に行っていた。

友人と行く買い出しは何歳になっても楽しい。購入予定点数が多ければ尚更だ。小学生のころの遠足の買い出しを思い出す。

嬉々としながらオーバースローで買い物カゴに食料品を投げ込んでいく快感は経費で飲酒をする心地よさに勝るとも劣らない。

少しだけ大掛かりな遠足をしている22歳の大きなガキンチョどもも童心を捨てきれず、思うままに買い物カゴの密度を高くしていく。

僕はパックのサラダーーかなりボリュームがあって$3程度だったーーをぽんぽこカゴに入れる。

なぜ生野菜は美味いのだろうか。加熱するより圧倒的に良い。野菜は火を通すと途端に元気がなくなる。

「青菜に塩」ということわざがあるが本質を捉えていない。「青菜に熱」これが正しい。

ともあれ、僕は生野菜をアメリカでも摂取し続けた。

アメリカの農家たちが僕という人間が上陸したことを戦慄し嗚咽するぐらいアメリカの野菜を平らげていた。

その日も3日前にジャクソンビルのウォルマートで購入したシーザーサラダを朝食で頬張ると僕は石原の聖域であるスイートルームで眠りについた。運転は任せた。

14時ごろだろうか、目を覚ますとどうも様子がおかしい。

胃の辺りがムカムカし、なんだか頭も痛い。ははん、車酔いだな。

ってことは運転しているのは坂本か?丁寧に運転するように文句の一つでも言ってやろう。

運転席に向かおうと立ち上がろうとしたその時、内臓が突然縦揺れを始めた。ここはクラブか?渋谷のクラブか?ガスパニックか?アトムか?

いかんいかん。慌てて再び横になる。ふう。少し落ち着く。そうだ、窓を開けよう。ずっと一人で密室で寝てたから気分が悪いだけだろう。

なんとか窓を開けるとハイウェイの風が車内に流れ込んできて気持ちがいい。ーーが、車酔いのような感覚は抜けない。20年以上も生きているとわかるんですよね。車酔いの気持ち悪さかそうじゃないかが。クリックして良いアダルトサイトかワンクリック詐欺の類のバナーなのかがなんとなく判別できるのと同じように。

今回は明らかに後者。車酔いではなさそう。完全にワンクリック詐欺のバナーを踏んでしまっている。中学生なら完全に狼狽するあれだ。

とりあえずトイレに行こう。しかしこの時、僕たちは排水の煩わしさからトイレを使用禁止にしていた(だったら端からRVなんか借りるなよ)。

僕は運転席で楽しそうにしている気分の良さそうな3人に気づかれないようこっそりトイレに向かった。

惨劇

タイムアップ。残念ながら僕にとってトイレは遠すぎた。

僕は盛大にRVの床に嘔吐した。止まらん止まらん。僕はマーライオンになった。

これ以上の表現は僕も書いていてなんだか気分が悪くなってきたので割愛します。気分が悪くなった方がいたらごめんなさい。きれいな写真が多い過去記事でも読んで休憩してください。

大丈夫ですか?続けます。

一通りの排出行為が終わってゼーゼー言いながら運転席の方を見ると3人はまだ談笑している。

このままパパッと一人で掃除を済ませばいい。

気がつかれてしまうと「運転ほっぽらかして一人でベッドで寝てしかも勝手にゲロ吐いた自分勝手でダサいヤツ」のレッテルが貼られてしまう。

僕はややプライドが高いのでこの一連の出来事を隠蔽することに決めた。

 

 

 

 

 

5分後、心配した皆が処理を手伝ってくれた。

この狭い空間で隠せるわけがなかった。

原因の考察

ずばり今回の嘔吐の原因は「シーザーサラダ」だった。

厳密に言えば「冷蔵庫のスイッチの入れ忘れ」だ。

理由は忘れたが僕たちは何かの目的があって冷蔵庫のスイッチをオフにしていた。

しかし気温30度近くまで上がるフロリダではオンにすべきだった。中身が腐ってしまうから。

例に漏れず僕のシーザーサラダもダークサイドに堕ちた。

そしてDJとなって僕の内臓を瞬く間に縦揺れのフロアとして沸かせてしまったのだ。

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冨澤の背後の扉が冷蔵庫。その奥がトイレ。さらに奥がスイートルーム。今回の事件現場でした

次回はちょっと休憩。アメリカで食したグルメについて綴ります。写真があるものだけになりますが。

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酒での嘔吐の方が何倍もマシだ。

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