撮れ高100点の一日
バンコクは言わずと知れたタイの首都だが、アユタヤ王朝の中心地だったアユタヤも見逃せない。
古都の遺跡群は世界遺産にも登録されている。
我々はそんなロマン溢れるアユタヤにタクシーをチャーターして向かった。
その日は道中から撮れ高に恵まれていた。
なんと我々が乗っていたタクシーが前方の乗用車に追突したのだ。
そんなわけで、僕の人生初交通事故はタイで経験した。
こつんとぶつかった程度だが、警察を呼んだり、揉めたりしていたので、どうするのかと運転手に聞くと、
「My friend will come here.」との事。怪しかったが40分後には運転手の友達(?)が登場して我々は彼の車に乗せられた。
「友達の車」に揺られること約二時間。ようやくアユタヤに到着。ま
ず初めに私がリクエストした、ゾウに乗って遺跡巡りをすることができる施設へ行った。
ゾウに乗り、道を闊歩するまでは良かった。30分のライドの後、降りる直前にゾウ遣いがチップを要求してきた。
チケットカウンターには「チップ不要」と確かに書いてあったにも関わらずだ。とは言っても僕の心は鬼ではない。
何も言われなければいくらかのチップは渡すつもりでいた。
しかし要求してきた金額は、チップの相場とは程遠いもので、我々はゾウの上で口論になった。
人生において、象の背中の上で口論することは、後にも先にもこの時だけだろう。
結局、ゾウ遣いが折れて、僕が本来渡すつもりでいた金額のチップを渡した。
せっかく楽しい気分でタイを満喫していたのに、この一件で少しだけタイの好感度が下がった。
「タクシーの友達」のおすすめの店で昼食をとった後は、車で遺跡を巡った。果てしなく続く遺跡の風景は言葉にするのは難しいが旅のロマンを感じた。
今になって思うが、この時僕はタイの歴史、特にアユタヤ朝について何も知らなかったので、事前学習をすればもっと楽しめただろう。また行きたい。
ここで朗報ざます。タイ、思ったより書くことが無かったのでこれで完結とします。
次回はお待ちかね、インド編。タイ、ありがとう。本当に楽しかったけど写真があまりない&日数が短かった。また行かねば。