純白のパリ
凱旋門から降りると、マキシムが「the highest place」に連れて行ってくれると言いだした。
なるほど、エッフェル塔より高い場所がパリにあるのか。
僕らは地下鉄に乗って移動した。
30分程で到着したのはサクレ・クール大聖堂だ。
モンマントルの丘の迷路のような石畳みの坂道を登りきった先にそれはそびえたっていた。
聖堂自体は純白で、タージマハルに見えなくもない見た目だった(写真撮り忘れました)。
なんといっても素晴らしいのはテラスからの眺めだ。

友人のマキシムを添えて。ボールを投げたら街の向こう側に届きそうなぐらい、白い建物はどこまでも続いていた
せっかくなので、聖堂の塔に上ってみることにした。
そこで見たのは、目もくらむような風景だった。

塔の上からの景色。パリの街は想像よりも白い。他の国では見ることができない

先ほど僕たちがいたテラスを見下ろしてみた。頑張って上ったなあ

少しズームして撮影してみた。こちらが見るというより、向こうから飛び込んでくるような白い軍隊だ
サクレ・クール聖堂を後にした僕たちは、共通の友人であるレオの家に行き食事をした。
翌日にヴェルサイユ宮殿に行く約束をマキシムと交わして宿路についた。
燃える前のノートルダム大聖堂へ
2019年4月、ショッキングなニュースが世界中を駆け巡った。
パリの世界遺産、ノートルダム大聖堂が火災に見舞われたと。
自作のサンドウィッチを朝食に貪りながらNHK朝のニュース「おはよう日本」を見ていた僕も思わず3層目に挟んであったレタスを落としてしまった。
同時に、見ておいてよかったなあと極めて自己中心的なことを考えながらも、2つ目のサンドウィッチを平らげた。

ゴシック様式初期の最高傑作ともいわれるパリの貴婦人は細部の装飾にまでそれを感じさせてくれ、見る者を圧倒する
もちろん現役の聖堂としても利用されており、僕が行った日もミサが行われていた。

入口の装飾も実に見事だ。ただ、天使たちがタコ部屋のごとくギチギチに詰め込まれていてかわいそう
今回は以上です。
次回はヴェルサイユ宮殿とルーブル美術館について記そうか。