パリ・エッフェル・ブックオフ
「東京」で好きな街はどこか。
都民でアサクサやシブヤ、シンジュクといった答えを持つ人は少ないと思う。
それらは「トウキョウ」であり「東京」ではないからだ。
観光客にとって魅力的な街と、住む者にとっての魅力は全く違う。
ちなみに僕が好きな「東京」は千駄ヶ谷、市ヶ谷あたりだ。
なぜかって?カメラを持って歩けば分かるさ。
さて、フランスでも同じ。
観光客にとって魅力的な場所はルーブル美術館やエッフェル塔だが、地元の人にとってはどうだろう。
そんなことインターネットで調べても見つけられそうにないので地下鉄の駅を適当に降り、ふらふらしてみることにした。
さて、何線か、駅の名前は一生かかっても思い出せそうにないが、とにかく僕はどこかの駅で降りた。
しばらく歩いてみると、「寿司」や「居酒屋」、「ラーメン」といった見慣れた文字が多くなってきた。
ははん。どうやらこの辺りは日本人街なわけか。
その割に日本人がいなく、中国人が多いような気もした。海外あるあるだよね。
旅中は日本食を食べないと決めている僕はもちろん店内に入らなかったが、しばらく歩くとみんな大好きなあの店があった。
全商品の10分の1程度は日本の本だった。
持ってきていた小説2冊を空港などで読み終えてしまっていたので石田衣良のエッセイ本を1ユーロで購入した。
破廉恥オブエッフェル塔
エッフェル塔に来た。
パリは見どころが多すぎて、エッフェル塔に上るのを忘れていたので最終日に慌てて来たのだ。
以前の記事でも書いたが、僕は高い所が好きなので欠かすことができないスポットだ。
それに、フランスと聞くと芝生越しに見るエッフェル塔を想像する人も多いだろう。その写真も撮りたかった。
上る前に破廉恥な行為をしてしまったことをここに懺悔する。
エッフェル塔のスカートの中を盗撮してしまった。
Top of the Paris
30分ほど待つと、エスカレーターとエレベーターのハーフのような乗り物に押し込まれ、エッフェル塔の上部に上ることができた。
待っている間、先ほどブックオフで購入した本を読んでいたので退屈ではなかった。
僕の周りでもパリに行く人は多いが、エッフェル塔に上る人は少ない。
真っ白な景色を見ることができるのはおそらくパリだけだから是非行ってほしい。
サクレ・クール、凱旋門も併せていくと本当に面白いからこれからパリに行く予定のある方はぜひ。
ナイト・パリ・シャイニング・パリ
日が暮れた。
パリを発つ前に見たいものが二つあった。
ルーブル美術館と凱旋門の夜の顔だ。
その夜、僕は凱旋門からルーブルまで再び歩こうとしたが、諦めて途中地下鉄に乗った。
そんなことよりも見てほしいのはルーブル美術館。
22歳目前にして「エロい」の意味を知りました。「エロい」写真をとくとご覧あれ!
どうだろう、様々な意味でエロイ夜のルーブルは。
僕は見とれすぎて地下鉄の終電を逃しそうになり、新宿でよくやっている終電ダッシュをパリでもする羽目になった。
さて、今回でパリ編は終了だ。
長々と書きすぎたかな。
次回からはフランス南東部の街「アヌシー」での旅をお送りいたします。
こっちもなかなか長くなりそう。