2022.8更新再開。アメリカ編完結を刮目せよ。

アメリカ⑰(ルイジアナ)ニューオリンズの片隅で

The favorite City in the U.S

今回の旅のメンバー3人に「最も良かった街はどこか?」という質問をしたら、うち二人は「ニューオリンズ」と答えると思う。

それほどにルイジアナ州ニューオリンズの街は素晴らしかったし、情緒的だった。

ニューオリンズはジャズ発祥の地で、至る所で音楽が奏でられており、コンサートホールも充実している(後述)。

ちなみに、僕たちが訪れた日は「ニューオリンズ・マルディグラ」と呼ばれる祭りが開催されていた。

後で調べて知ったのだが、この祭りはリオのカーニバルと並ぶ世界で最も有名な謝肉祭らしい。

詳細な説明はここでは割愛するが、僕たちはそんなことも知らず、ニューオリンズの宙に舞うビーズのネックレスをキャッキャと楽しそうに集めていた。

f:id:egapero0830:20200526215431j:plain

よく見るとみんなビーズのネックレスを首にかけている。ネックレスはバルコニーから投げ込まれる。それにしても若干バルコニー傾いてない?大丈夫?

f:id:egapero0830:20200526220405j:plain

パレードも実施されていた。写真は地元の高校のブラスバンド部だろうか。写真だと1ミリも楽しそうに見えないな。みんな顔が死んでいる。彼らにとっては消化試合といったところだろうか

そうこうしているうちに僕たちの首にはとぐろ巻く蛇のようにビーズネックレスが集まった。

僕はこの2時間後に目が覚め、「こんなネックレス絶対一生使わないや」と思い、ニューオリンズのガードレールにそっとかけておいた。

今頃地元の少年が拾って喜んでいると思いたい。

f:id:egapero0830:20200526220847j:plain

集めたネックレスで満足する3人。一番数が少ない石原が一番嬉しそう。幸せは人それぞれだ

冒頭でも述べたとおり、ニューオリンズはアメリカでも忘れられない土地の一つだ。なぜか。なぜだろう。

ミシシッピ川?ジャズ?Old Americaな街並み?他の土地に比べて観光客が多くないので擦れていない「アメリカらしさ」があるのだろうか。

f:id:egapero0830:20200526221553j:plain

30年代のアメリカ感がある。グレゴリーペック主演の「アラバマ物語」に出てきそうな気がしないでもない。大学1年時に授業で観て感銘を受け。それから3回は観た。ちなみに「君の名は」は2回観てやっと理解できた

NO Music No New Orins

ニューオリンズでは路上パフォーマンスが盛んだが、同様にジャズハウスも点在しており、リーズナブルに本格的なジャズを楽しむことができる。僕たちもジャズハウスに向かった。しかしそこで富澤と僕が突然発作を起こす。

「$20って高くない?」

どちらが言い始めたか分からないが、もし僕の発言なら人生において最もナンセンスだ。

20ドルって、2000円ちょっとだぜ?アメリカまで来て2000円渋るって。ニューオリンズでジャズが聴けるんですよ?

ディズニーランドに来てポケモンGOだけやって帰るみたいなものだ。

少なくとも僕の全旅の中で最も愚かな判断だった。未だにこの判断は自分の中で謎が残っているし後悔もしている。

とにかく、僕と冨澤は入場を待つ列を外れてコーラを飲みながらニューオリンズをふらつくことにした。

f:id:egapero0830:20200526224848j:plain

のんきにコーラを流し込む冨澤と筆者。この後、ちょっとしたプレゼントを頂く。僕はここ数年体型維持と健康のために甘いジュースを断っているため、このコーラは実に2年ぶり。格段に美味

次回は冨澤とミシシッピ川のほとりで残りのコーラを飲んだ後、素敵なプレゼントを受け取るというなんともハートフルな話をお送りしたいと思う。

コメントを残す