戒め
恐ろしいことに気が付いた。
フランスからスタートしたヨーロッパ旅の記事を書き始めたのが2019年6月1日。
この記事を書いているの今はは2019年10月14日。
4か月以上も同シリーズを引っ張っているのだ。
そしてまだまだ終わる気配がない。
たまにあるじゃない、週刊誌の野球漫画とかで一回の打席を何週にも及んでお送りするタイプの。
それに近いようなことしてるんだね僕も。
僕の場合は文字数が多いわけでも内容が濃密なわけでもないから引っ張る意味が分からないけれども。
ええ、ええ、知ってますよ。
解決策はただ一つ。毎週2記事とか、毎日1記事とかきちんと計画性継続性を持ってすればすぐに終わる。
おかげさまで読んでくれている方も格段に増えてきたのでしっかりやらなきゃなあとは思っています。
思っては、います。思って。いるだけね。
おっと、無駄話が過ぎました。
それでは皆様をジュネーブにお連れいたします。
湖の裏切り
ジュネーブは2つのことで有名だ。
レマン湖と国連事務局。
レマン湖は噴出時の高さが140mにも達する巨大噴水を備えている。
ジュネーブの街はレマン湖畔に広がっているので街のどこにいても噴出時の水が見える。
鉄道を降りた僕は噴水を真下から見たかったので噴出口まで2kmほど歩いた。
大噴水は恒常的に稼働しているが、時々止まる。
僕が噴水の目の前に着いた時は止まっていたのでスーパーで買ったバナナを食べながら地べたに座って待っていた。
待った……出ない……出ない。一緒に待っていたインド人の家族もザワザワし始めた。
子供なんかはグルグル両腕を広げて回ってしまっている。
聞いてみると、風向きの影響で今は噴水できないとのこと。
夕方には再開できるらしいのでジュネーブを観光して待つことにした。
ジュネーブの旧市街の坂を登っていくと教会があった。
塔もある。パーフェクト。
例によって高い所へ登りたがる僕。ここで時間が潰せそうだ。
塔に登る階段は、パリのサクレ・クール大聖堂のそれと同等かそれ以上に急・狭・長だった。
途中、死にそうになっていたドイツ人家族に道を譲ってもらった。
果てしなく続く階段を登るとようやく頂上に辿り着いた。
そこで見せられたのは非情な光景に他ならなかった。
教会を後にした僕は、名門ジュネーブ大学へ。
敷地内でガーデンチェアを無料でレンタルしていた。
座って本を読み、ジュネーブ大学の学生になりきった。
しかし、いつの間にかスヤスヤと寝息を立てていた。スマホの時計は1時間半も寝ていたことを示している。
どうやら不適格のようだ。
慌ててガーデンチェアを返却し、レマン湖の大噴水へ向かった。
チェス場。これ欲しい!!強風の中でやってみたら面白そうだ。